愛に関する神話「愛情だけで結婚生活は乗りきれる!」
どうやら愛情だけで結婚生活を乗り切っていくのは難しいようです。なぜでしょうか?そして何が必要なのでしょうか?
結婚理由で多いのは「好きだから」、離婚理由で多いのは「性格の不一致」
結婚理由では「好きだから」とか「好きで一緒に暮らしたいから」などをよく見聞きするように思います。その次には「子供を授かったから」や「経済的な理由」などです。逆に離婚理由の1位は「性格の不一致」です。それから「経済的な理由(生活費などを入れてくれない)」や「肉体的/精神的な暴力」「浮気」などが続くようです。
好きだから結婚して好きじゃなくなったら離婚?
「性格の不一致」とは価値観、生活習慣、育ち、ライフスタイル、人格、その他もろもろの違いを意味します。結婚した2人に一致していないことがあるのは当たり前です。離婚にいたったのは「好き」という気持ちが薄れていって違いが我慢できなくなった結果かもしれません。
愛情以外に必要なこと
お互いの違いがストレスになると時間とともに気持ちが変わっていくのは仕方がないことなのかもしれません。愛情一本で結婚生活に挑んでも気持ちが変わってしまったら残念ながらどうしようもありませんね。ワシントン大学の研究では夫婦関係が長く続く人たちには次のような特徴が見られたそうです。
・お互いを尊敬して一緒にポジティブな感情(幸福感情)を共有している
尊敬:相手の長所(魅力的な点)を認め、自分にとって尊い人として敬うこと
ポジティブな感情の例:喜び、感謝、やすらぎ、興味、希望、誇り、愉快、鼓舞、畏敬、愛
・共通の目標や目的を持っている
この2つのことは親友との関係に重なる感じがします。確かに親友だと許せることが夫婦だと許せないなんてこともありますね。さあ、皆さんはいかがでしょうか?