夫婦関係に大切なのは心の親密さ
夫婦が良い関係を築くのに大切なのは心の親密さです。親密な関係においては、互いの内面に直に触れるような体験ができます。内面の世界とは、考え方や感性、信条や好み、リズムや心象、どんな体験をしてきたか、そして自身の経験や取りまく環境などを自分の価値観に基づいて説明するものなどです。
カップルは親密になると、互いの内面を知ることができるので気兼ねなくそれを話題にでき、互いのリズム(コミュニケーションの)を心得ているので自然に息を合わせられます。その結果、パートナーの気持ちが感じられ、考えていることも何となくわかるようになります。まるで互いの内面が触れ合えるほど近くにいるかのようにです。
親密な関係の具体的な効果
自分の気持ちや考えを率直に表現できる(自己開示できる)と
心の仮面を外せる、自己表現時の負担(気遣い)が減る、気が楽になる → ストレス減少
共感されると
認められた、受け入れてもらえた → 安心感
理解を示されると
わかってもらえた → 信頼感
気遣いを示されると
大切にされている、嬉しい、ジーンと来る感じ → 幸福感
日常生活でこれらのポジティブな感情を得られる機会は少ないので、多くの人が親密な関係を求めるのは自然なことかもしれません。日々、人間関係で多くの課題やストレスを抱えていたり、自分をとりまく環境の中で孤独感や不安感をつのらせている人は多いように思います。むしろ、その方が一般的かもしれませんが親密な関係を無理に求めるあまりに大切な人間関係を壊してしまう人たちがいるのも現実です。急ぎすぎたり、相手の許容できる範囲を超えて近づきすぎたりと。うまく親密な関係を築けているカップルもいれば、それができないカップルもいます。互いのことを客観的に理解し、効果的に関係を築いていくスキルを身につけて安心できる楽しい毎日を過ごしたいですね。