性格の不一致を
乗りこえよう
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2025.6.15

結婚生活には幸福感の共有と共通する目標が必要

結婚生活には愛情以外に幸福感の共有と二人に共通する目標が必要です。そして愛情だけで結婚生活を乗り切っていくのは難しいようです。なぜでしょうか?

結婚理由で多いのは「好きだから」、離婚理由で多いのは「性格の不一致」

結婚理由では「好きだから」とか「好きで一緒に暮らしたいから」などをよく見聞きするように思います。その次には「子供を授かったから」や「経済的な理由」などです。逆に離婚理由の1位は「性格の不一致」です。それから「経済的な理由(生活費などを入れてくれない)」や「肉体的/精神的な暴力」「浮気」などが続くようです。

好きだから結婚して好きじゃなくなったら離婚?

「性格の不一致」とは価値観、生活習慣、育ち、ライフスタイル、人格、その他もろもろの違いを意味します。結婚した2人に一致していないことがあるのは当たり前です。離婚にいたったのは「好き」という気持ちが薄れていって違いが我慢できなくなった結果かもしれません。

愛情以外に必要なこと

お互いの違いがストレスになると時間とともに気持ちが変わっていくのは仕方がないことなのかもしれません。愛情一本で結婚生活に挑んでも気持ちが変わってしまったら残念ながらどうしようもありませんね。ワシントン大学の研究では夫婦関係が長く続く人たちには次のような特徴が見られたそうです。

・お互いを尊敬して一緒にポジティブな感情(幸福感情)を共有している

尊敬:相手の長所(魅力的な点)を認め、自分にとって尊い人として敬うこと

ポジティブな感情の例:喜び、感謝、やすらぎ、興味、希望、誇り、愉快、鼓舞、畏敬、愛

・共通の目標や目的を持っている

この2つのことは親友との関係に重なる感じがします。確かに親友だと許せることが夫婦だと許せないなんてこともありますね。さあ、皆さんはいかがでしょうか?

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2025.6.15

夫婦関係に大切なのは心の親密さ

夫婦が良い関係を築くのに大切なのは心の親密さです。親密な関係においては、互いの内面に直に触れるような体験ができます。内面の世界とは、考え方や感性、信条や好み、リズムや心象、どんな体験をしてきたか、そして自身の経験や取りまく環境などを自分の価値観に基づいて説明するものなどです。

カップルは親密になると、互いの内面を知ることができるので気兼ねなくそれを話題にでき、互いのリズム(コミュニケーションの)を心得ているので自然に息を合わせられます。その結果、パートナーの気持ちが感じられ、考えていることも何となくわかるようになります。まるで互いの内面が触れ合えるほど近くにいるかのようにです。

親密な関係の具体的な効果

自分の気持ちや考えを率直に表現できる(自己開示できる)と

心の仮面を外せる、自己表現時の負担(気遣い)が減る、気が楽になる → ストレス減少

共感されると

認められた、受け入れてもらえた → 安心感

理解を示されると

わかってもらえた → 信頼感

気遣いを示されると

大切にされている、嬉しい、ジーンと来る感じ → 幸福感

日常生活でこれらのポジティブな感情を得られる機会は少ないので、多くの人が親密な関係を求めるのは自然なことかもしれません。日々、人間関係で多くの課題やストレスを抱えていたり、自分をとりまく環境の中で孤独感や不安感をつのらせている人は多いように思います。むしろ、その方が一般的かもしれませんが親密な関係を無理に求めるあまりに大切な人間関係を壊してしまう人たちがいるのも現実です。急ぎすぎたり、相手の許容できる範囲を超えて近づきすぎたりと。うまく親密な関係を築けているカップルもいれば、それができないカップルもいます。互いのことを客観的に理解し、効果的に関係を築いていくスキルを身につけて安心できる楽しい毎日を過ごしたいですね。

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